不動産市場は「ストックの時代」に入り、今後ますます拡大していくことが見込まれる一方で、顧客からは、取引の安全・安心とともに、より満足度の高いサービスが求められるようになっています。
　このような状況の中、不動産業がより信頼される産業となるために、単なる「法令遵守」に留まらない、高い倫理性と顧客本位の「コンプライアンス（職業倫理）」の徹底を図ることが必要不可欠です。

　当センターでは、法令遵守はもとより、コンプライアンスの徹底や顧客の視点に立った業務の透明化や接遇意識の向上、そして不動産業に携わる者の資質向上・人材育成などにおいて、一層の深化をはかるため、不動産業界における「コンプライアンス（職業倫理）」徹底に取り組んでいます。
　令和元年には、「公認不動産コンサルティングマスター」の倫理規定を改定、更に「宅建マイスター」の倫理規定を制定し、不動産業界内で一層の浸透を図るため、東京、大阪、福岡の三都市で「不動産業におけるコンプライアンス(職業倫理)確立に関する報告会」を実施いたしました。

　今後は、コンプライアンス報告会の対象者を従業者のみならず、経営層、一般消費者にまで広げ、さらなる信頼産業としての地位確立に向け、コンプライアンスに関する取り組みを継続いたします。