不動産エバリュエーションWatching

(公財)不動産流通推進センター編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、表紙において、特徴のある既存建物の有効活用事例を取り上げています。ここでは、その内容を転載し、ご紹介致します。

2024年08月08日公開 

アウトラインの行方(2024年5月号)

表紙 サブ1 サブ2 サブ3 サブ4

第二子が生まれて賃貸物件が手狭になったことを機に、中古住宅購入とリノベーションを決めたお施主様。この先子どもが何人になるか、現在1歳と3歳の子ども達にいつ個室が必要となるのかはまだわからないために「間取りを自由に変えられる工夫」が設計の要点となりました。
本事例では、将来的に仕切るであろう区画に柱材で組み上げたフレームを予め設けています。既に区画のアウトラインが用意されていることで今後の壁を立てる工程が簡易化され、お金や手間などのあらゆるコストが減らすことができるだけではなく、工事自体の難易度が下がることでDIYで壁を立てることも容易となります。
またアウトラインは家具配置のガイドにもなるため、模様替え次第で多様な使い方が楽しめます。
間取りのみならず暮らし方の可能性も広がる、新たな「可変性」の提案です。


after

before

plan

所 在 東京都
築 年 月 1980年9月
構 造 SRC
リノベーション面積 61.60m2
施工期間 3.5ヶ月
設計・施工 ゼロリノベ
資料提供:株式会社grooveagent
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」1500万未満部門最優秀賞受賞作品(株式会社grooveagent)

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