不動産エバリュエーションWatching

(公財)不動産流通推進センター編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、表紙において、特徴のある既存建物の有効活用事例を取り上げています。ここでは、その内容を転載し、ご紹介致します。

2024年01月25日公開 

まちなかロッヂ(2023年11月号)

表紙 サブ1 サブ2 サブ3 サブ4

郊外型の公団住宅は、広いゆとりある敷地に5階建低層集合住宅が1棟、2棟……と隣棟間隔を確保して建てられています。敷地内はコンクリートをできるだけ見せないかのように公園や集会場、一住戸一台+来客用駐車場をたっぷり取り、四季折々の樹木に囲まれ“暮らす” ことがきちんと考えられています。旧住宅都市整備公団分譲の場合、買物や交通インフラなどの生活環境、教育環境が整っている場所に立地している場合が多く、不動産の資産性も安定しています。
そんな魅力を持った不動産が「エレベーターなしの5階部分」といった理由だけで、取引相場は1階部分に比べて400万円以上安く取引されている実情があります(北九州市内。自社調べ)。
何とも言えないジレンマ。40年続けてきた再販事業の血が騒ぐ。

ここで、リノベーションの付加価値と、エレベーターなしの魅力を掛け合わせ、新しい価値を提案しました。ずばり、「まちなかロッヂ」アッツアッツの5階推し!

一、勝手に足腰強化!カロリー消費、自然とダイエットでジムいらず!
一、週末の趣味のためなら日々の階段UP&DOWNでは物足りないぜっ!
一、エレベーターなしのお陰で月々の管理費支払がお得!お金をチャージ!
一、アクセス良好な立地で時間をチャージ!
一、開放的な見晴らしで気分をチャージ!

角度を変えて見れば、新たな世界が待っています!


after

before

plan

物件名称 まちなかロッヂ
所 在 福岡県北九州市
築 年 月 1982年12月
構 造 RC造5階建5階部分
リノベーション面積 82.35m2
施工期間 3ヶ月
資料提供:OLDGEAR(有限会社ひまわり)
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2022」マーケティング・リノベーション賞受賞作品(有限会社ひまわり)

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