不動産エバリュエーションWatching

(公財)不動産流通推進センター編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、表紙において、特徴のある既存建物の有効活用事例を取り上げています。ここでは、その内容を転載し、ご紹介致します。

2021年07月19日公開 

日曜漁師(2021年7月号)

表紙 サブ1 サブ2 サブ3 サブ4

リノベーションを計画したきっかけ。
親世帯のスペースに住み替えることになり、自分たちの暮らしのスタイルを考えることになりました。家だけでなく、親から譲り受けた仕事もありました。漁師の免許があり、せりに出すことができました。船もあります。免許を流してしまうのももったいないので、メインは別の仕事をしていますが、休みの日は漁師をしてみることに。
儲かるわけではないけれど、趣味も兼ねて船のメンテナンス費用とトントンならば楽しいかと。せりで売れない魚は持ち帰り、家族の晩御飯に。魚を勝手口からダイレクトにシンクに出せる動線にレイアウト。キッチン外にバーベキュースペースも作ると楽しい! 庭には芝生を植えて、窓際で大好きなプランツを育てて、と、大好きなことを詰め込みました。
リビングは壁をとり、解放感を出しました。廊下と階段もリビングに取り込み広くしています。寒いタイルのお風呂をユニットバスにして、洗面室にたっぷり家族の収納を設けました。女の子が2人いるので、洗濯も多く乾燥機もつけました。
計画を実行しようと決心した矢先、コロナ禍になり、ステイホームする中で子供達も学校がなくみんな家にいて、自営業なので、ただただ景気の先行きが不安だった。
なので、一度工事を保留しました。契約もしていたし、融資も進めていたのですが。そして、いろいろ考えた結果、コロナは終息の方向も分からずでしたが、結局、工事を再開することにしました。なんでもやってみた方がいいかと思ったからです。立ち止まっていても何も起きないし、前進した方がいいし。あの時やらなくて良かったと、後で思うことは無いだろうし、やって後悔はあるかもしれませんが(笑)
漁師もやってみるのも良かったです。いろいろできる可能性があるって、ちょっとした心の余裕ができますね。


after

before

plan

物件名称日曜漁師
所 在 静岡県
築 年 月 1990年12月
構 造 木造
リノベーション面積97.20m2
施工期間2ヶ月
費 用800万円(税込)
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」1000万円未満部門最優秀賞受賞作品(株式会社オレンジハウス)

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