不動産エバリュエーションWatching

(公財)不動産流通推進センター編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、表紙において、特徴のある既存建物の有効活用事例を取り上げています。ここでは、その内容を転載し、ご紹介致します。

2021年06月21日公開 

賃貸(RENT)の常識を ひっくり返す!TNER(2021年6月号)

表紙 サブ1 サブ2 サブ3 サブ4

TNER(トナー)は、築38年のオフィスビルを一棟丸ごとリノベーションした、“借りながら貸せる” 賃貸がコンセプトの、オフィス・アパートメント・ショップ・レンタルスペースの複合施設です。賃借人が借りた区画において、他のテナントとシェアできるだけでなく、使っていない時間を時間単位でも他の方に貸し出すことを不動産オーナーが公認する、これまでの賃貸の常識をひっくり返した、新しいスタイルのシェア型複合施設です。例えば、平日、固定デスクとして契約中のAさんが土日だけ二次利用者のBさんへ貸し出したり、オフィスを契約中のC社が会議室空間を使用していない時間だけレンタル会議室としてD社に貸し出したり、住居スペースを借りているEさんが自宅を使って教室を開催したりすることを可能にしています。
個人・法人問わず、使っていない時間を他の方に貸し出した分の家賃収入があるため、時間もお金も無駄にしない賃借人にうれしい仕組みです。また、転貸可能物件と公言することで、周辺相場より高家賃での賃貸契約に寄与しており、賃借人だけでなく、不動産オーナーにとってもメリットのある仕組みです。


after

before

plan

物件名称TNER(トナー)
所 在 仙台市青葉区
築 年 月 1982年3月
構 造 SRC造10階建て
区 画 オフィス6区画/固定ブース13区画/フリーデスク15席/アパートメント25戸
リノベーション面積999.99m2
施工期間6 ヶ月
事業主・施工・運営株式会社エコラ
企画・プロデュース株式会社リビタ
設 計 納谷建築設計事務所
アートディレクション株式会社POOL
クリエイティブディレクション・Webディレクション株式会社電通デジタル
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」シェアリングリノベーション賞受賞作品(株式会社エコラ)

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