(公財)不動産流通推進センター編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、表紙において、特徴のある既存建物の有効活用事例を取り上げています。ここでは、その内容を転載し、ご紹介致します。
2020年08月21日公開
世帯主の高祖父母から5世代に渡り暮らしている、およそ100年を数える古民家。世帯主が、東
京からUターンするタイミングで、リノベーションを検討。築100年ほど経ってはいるものの、大黒柱や梁などは傷みもなく、使い勝手の悪い部分や傷みの激しい部分を中心にリノベーションが始まりました。
築100年を数える古民家は、大自然に囲まれとても恵まれた環境にあります。道向かいにある神社の境内はとても広く、昔から子供たちの遊び場となっています。防火水槽として利用されている水溜りは子供たちがプールとして利用し、また、大きな柿の木には長いロープが掛けられ子供たちのブランコとして使われています。大自然の1つ1つが子供たちのアイデアと工夫で楽しい遊び場に変化します。そんな大自然の中で子育てをしたいと考え、オーナーは自らが生まれ育ったこの場所へUターンすることを決めました。
約100坪もあるこのお屋敷には、夏休みには大人数の親類や知人・友人が集まります。この広いお屋敷に1人で住まわれていたお父さんも、オーナーのUターンと2世帯住宅へのリノベーションをとても嬉しそうな様子。すすで真っ黒になった立派な大黒柱や大梁はあえて現しとし、迷路のようだった間取りは2階の床を全て取り払い、開放的な吹き抜けをつくることでシンプル明瞭化、同時に家族間のコミュニケーションもとりやすくなりました。古くなった水廻りは全て交換し、キッチンや洗面台はオリジナルで製作し、使いやすく好みのデザインに仕上げました。
これからも地域おこしや、田舎暮らしの魅力を伝える拠点となり、県内外たくさんのお客様がこのお屋敷の魅力に魅了されていくことでしょう。
物件名称 | : | 5世代に渡り受け継がれる、築100年の古民家 |
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所 在 | : | 山梨県鹿屋市天神町 |
築 年 月 | : | 1900年4月 |
構 造 | : | 木造2 階建て |
間 取 り | : | 5LDK |
リノベーション面積 | : | 95.78m2 |
費 用 | : | 1,600万円(税込) |
施工期間 | : | 4ヶ月 |
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」1000万円以上部門最優秀賞受賞作品(株式会社アトリエいろは一級建築士事務所) |