宅建マイスター
認定試験

土地と周辺環境の内在リスクを見つけよう
Mr.マイスターの回答 内在リスク2

隣地所有者との境界確定リスク

(1)(リスクの予見)

① 隣地所有者に境界立会能力に疑念のある所有者が複数(行方不明者、認知症の高齢者、海外在住者)見込まれ、これらの境界については境界立会・確認ができないリスクが予見される。

② 境界確定が不可能の場合、土地の確定実測、分筆等ができなくなるリスクが予見される。

(2)(リスクの調査)

① 隣地所有者が行方不明者のとき(『宅建マイスターテキスト』P68参照)

② 隣地所有者が認知症の高齢者のとき(『宅建マイスターテキスト』P60参照)

③ 隣地所有者が海外在住者のとき(『宅建マイスターテキスト』P70参照)
手紙、メール等で境界確認の趣旨説明と国内在住の代理人の選任を依頼する。

(3)(リスクへの対応)

①行方不明者の土地との境界確定
『宅建マイスターテキスト』P306参照。(不在者財産管理人制度の活用)

② 認知症の高齢者の土地との境界確定
『宅建マイスターテキスト』P306参照。

③ 海外在住者の土地との境界確定
 ニューヨーク在住であることが明らかであれば、不在者財産管理人制度の活用はできない。本人と連絡をとり、代理人の選任を依頼する。
 旧法定外公共物の境界確定も関係するため、代理人の選任にあたっては、財務局との事前打ち合わせも必要となる。境界確認書への署名に在留証明書、サイン証明書の添付を求める。 (『宅建マイスターテキスト』P70参照)

〈 お問い合わせ先 〉
認定試験、講座、学習方法に関する
電話相談受付中!
TEL. 03-5843-2078
11:00〜15:00 土・日・祝、毎⽉第1・3・5金曜休
※担当が不在の場合は折り返しご連絡させていただきます。
MAIL meister@retpc.jp