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事業収支を身につける~不動産コンサルティングに必要な実践知識として~(両専門士合同勉強会)

両専門士・合同勉強会を大阪と東京の2か所で開催!財務三表を味方につける!ディスカッションと発表で提案内容力を磨く1日勉強会。
去る10/26(東京)と11/22(大阪)に石垣雄一郎先生をお招きして、相続対策専門士・有効活用専門士の合同勉強会を開催しました。今回は「事業収支を身につける~不動産コンサルティングに必要な実践知識として~」です。

会計の基本的知識である財務三表をしっかりと理解し、対策前と対策後のBS、PL、キャッシュフローがいかに改善するかを、クライアントに説得力を持って提案するための実践的な講義内容です。クライアントがコンサルティングマスターに対して、生前から行うべき相続対策と対策後の財務三表の変化を分かりやすく、具体的に教えてほしいという設定事例から講義が始まりました。

「事業の始まりから終わりまでの期間と時間枠の考え方」「貸借対照表(BS)は資産の運用と資産の調達方法を示している」「BSは損益計算書と利益で繋がっている」「損益計算書(PL)の収益、費用は名目的な表示であり、手元に収益や費用があるわけではない点がBSと違う」「キャッシュフロー計算書(CFS)では任意に定めた時点で相続が開始されたとして、その時点で納税ができるかどうか。」など、設定事例を基にしながら講義は進んでいきました。

その中で、「民事信託の活用法は?」「何のために信託するの?」「初期費用としてのアパートの建築コストを判断してほしい」などの現場で遭遇しうる質問をクライアント(先生)はしてきます。不動産の活用及び相続対策を検討したいクライアントに対しては、将来像、全体像を思い浮かべやすくする提案内容が必要になります。

午後の部は、チームに分かれてのディスカッションと発表です。与えられた設定事例について、クライアントの質問に答えながら、最適最善と思う対策に基づき、作成した「財務三表」を用いて、チーム毎に練られた発表内容が続きました。得意分野を分担しながらプロジェクトを進めていくチームもあり、白熱した時間はあっという間に過ぎていきました。

ディスカッションのよさは専門士の方々が持つ知識とスキルを共有できる点にあるのだと、あらためて感じることができました。(事務局)

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