応募資格は、宅建マイスターに認定されてから3年以上が経過していること。
その3年間で各々が勉強会への参加や課題の提出などにより「★」と呼ばれるポイントを取得します。
「★」を3個以上取得したうえで、提示されたテーマについての論文・レポートを提出し、審査に合格した方が「宅建マイスター・フェロー」に認定されます。
「★」取得数により、論文・レポートの必要文字数が異なります。
必要な★の数 | 論文・レポート文字数 | |
Aコース | 3個以上 | 事例研究論文4000字以上 |
Bコース | 10個以上 | 事例研究レポート1200字以上 |
近年、所有者の特定や、所有者の所在地把握の困難な「所有者不明土地」が増えており、危険な家屋などがある場合は災害時のリスクともなる等土地の所有者がわからないことによる弊害も大きく、社会問題となっています。
行政においては、「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令に関する意見募集」(パブリック・コメント)を受けて、「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が公布されるなど策が講じられてきております。
仲介業者は今後ますます地域の守り手として、地域の活性化を支える重要な存在になっていくと思われますが、この所有者不明不動産の問題について、仲介業はどのようにかかわり、地域の発展等のために寄与していくと考えますか。
所有者不明土地が取引を妨げると想定される具体的ケースを挙げ、その解決策、それに付随しての支援策・要望など、流通市場の取引円滑化の視点から意見を述べてください。
すべてのプレーヤーが不動産業の発展を確保するための官民共通の指針として「不動産業ビジョン2030~令和時代の『不動産最適活用』に向けて~」が国土交通省より公表されました。
この不動産業ビジョンでは、これから10年間の社会情勢の変化を踏まえ、不動産業の発展を継続的に確保するため、30年頃の不動産業の将来像と政策課題等についてまとめており、不動産業の将来像を「豊かな住生活を支える産業」「我が国の持続的成長を支える産業」などとし、「ストック型社会の実現」「安全・安心な不動産取引の実現」「不動産教育・研究の充実」などを官民共通の目標として7 項目を掲げています。
特に流通業においては、安全・安心な不動産取引こそすべての基礎であり、その実現にはコンプライアンスの徹底が重要となります。
コンプライアンスの徹底により信頼産業としての地位をさらに確立していくために、業界を牽引していく宅建マイスターとしてあなたはどのようにかかわっていきますか。あなたの果たすべき役割について具体的に記述してください。