令和元年7月10日 相続対策専門士 勉強会開催報告
高齢化の進展等による社会経済情勢の変化に対応し、配偶者居住権という新たな権利の創設や遺産分割、遺言制度、遺留分制度、相続の効力の見直し、特別の寄与の制度創設等、盛りだくさんの内容です。配偶者居住権など一部の施行は来年ですが、多くは既に施行されています。
(~中略~)
専門士の更なる活躍の場となり得る「遺言執行者」や「所有者不明土地問題」についても解説いただきます。講師は吉田修平法律事務所の吉田修平弁護士です。
この募集案内に、志の高い多くの相続対策専門士に反応いただき、30名分予定していた席があっという間に満席となり、会場の定員ぎりぎりの48名まで拡大しました。
満を持して、去る令和元年7月10日にセンター内のセミナールームで令和最初となる相続対策専門士の勉強会が開催されました。
当日は、会場1時間前から会場に来られる専門士や久しぶりの再会を喜ぶ専門士など、開講前から外気の熱気と連動するように、専門士の皆さんの鼻息(?)も荒く、活発な勉強会になることが予想されました。
当然、全員出席されて、満席です!!
法律の学び方、相続に関する基本知識の再確認、改正法と講義が分かりやすいと定評がある吉田弁護士の流れるような解説で勉強会が進行しました。
ひとつでも多くの知識を持って帰ってもらおうというお気持ちから吉田弁護士もいつもにも増して熱が入り、時間の経過を忘れ、あっという間に午前が終わりました。
予定を少しオーバーしてしまうところもいつもの通りです(笑)。
お昼の後も丁寧な解説が続き、予定していたディスカッションの時間を大幅に割り込んでしまいました。
受講された専門士には、事前に課題として取り組んで会場に臨んでいただいたディスカッション課題に加え、「遺産分割と共有物分割」、「遺留分」に関する問題などにじっくり取り組んでいただこうと予定していましたが、短縮せざるを得ない状況になり、ディスカッション楽しみにしていた皆さんには、いささか不完全燃焼だったかもしれません。
ディスカッションの時間は、吉田弁護士も少し意地悪な問いかけをしながらも、積極的に対応する専門士もいて、活発な質疑応答が行われました。
ディスカッション後は、吉田弁護士も日本相続学会副会長として高い関心を持っておられる所有者不明土地問題について、相続と関連させながら最新の状況をお話しいただきました。最後には、声を嗄らしながらの講義となり、専門士も講師も濃密な1日を過ごされました。
当日参加いただいた方のアンケートの一部を紹介します。
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- ・要点が明確で、わかりやすかった。
- ・基本と改正と身近な事案の解説でとてもわかりやすく、時間を忘れて講義を聞けました。
- ・大変重要な事を基本的な考え方から教えて頂け、さらに事例をまじえての講義、大変参考になりました。
- ・聴いている人が眠くならない、総合的にクォリティの高い授業でした。
- ・1年に一度でも愛知県での開催を希望します。
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吉田弁護士の「改正相続法」に関する講義は、8月7日に開催される、スペシャリティ講座(東京)でも聴講いただけます。
内容の詳細・お申し込みは、当センターのホームページでご確認ください。
▼8/7 スペシャリティ講座『改正相続法』~民法改正から所有者不明土地問題まで~
https://www.retpc.jp/koshu/special/#20190807