不動産エバリュエーション専門士コース
公認 不動産コンサルティングマスターを対象とする講座です。
不動産コンサルティングの主要分野をテーマに、プロ中のプロを目指す方の研鑽の場を提供します。
不動産エバリュエーション専門士コース
[不動産エバリュエーション専門士]コース2024
※本講座は、公認 不動産コンサルティングマスター限定の講座です。
この講座は①プレ講座(動画講座)、②土地コース(連続2日間の会場型講座)、③建物コース(連続2日間の会場型講座)、④評価書活用講座からなります。①から順番に進めていき、①②③の受講後には、事後課題があり、修了しないと次に進めません。認定にはすべて修了する必要があります。
目標は「不動産エバリュエーション評価書」を書ける者になる!
エバリュエーション評価書は、更地や既存建物など、対象となる不動産の価値を最大限引き出すための設計図のようなものです。
【不動産エバリュエーション評価書】
顧客からの相談内容に対して調査書と企画書から導き出した提案内容(まとめ) | Ⅰ.ご相談内容の考察 | ||||
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Ⅱ.不動産エバリュエーション用途検討 | |||||
Ⅲ.評価結果 | |||||
上記提案内容に至るまでの根拠 | Ⅳ.調査書(土地バリューベース/建物調査) | ||||
Ⅴ.企画書(バリューサーチ/バリューアップ) |
不動産エバリュエーション評価書イメージ
【評価書参考事例】
【参考事例1】老朽化した臨海学校施設の不動産エバリュエーション事例
【参考事例2】売りに出た隣地物件を購入してコンバージョンを提案した不動産エバリュエーション事例
●「不動産エバリュエーション専門士」とは
「エバリュエーション」とは「評価」などと訳されます。つまり、「不動産エバリュエーション専門士」とは、不動産に関する相談を受ける側として、その目的に応じた対象不動産の価値(≠価額)を見極め、相談者が理解し判断するに足る適切な助言ができる者のことです。現在の少子高齢社会の進展に伴い不動産の関係する相続についての相談も増加していますが、対策を講じるに当たりその根底にあるのは、やはり、その対象となる不動産の価値を知ることであり、それができて初めて相談者に対し最適な助言ができることになります。つまり、「不動産エバリュエーション専門士」は、不動産を業とする者にとって「本流」であり、相続対策を含めたあらゆる相談に応えるために備えなければならない、目指すべき目標と言えます。
●習得項目
必要とされるものは、依頼者の目的を聞き取るだけでなく心情まで読み取る能力、土地や建物の価値を見極める能力、その価値を引き出すために企画し、提案する能力等であり短期間でその能力を養うことは困難ですが、マスターである皆さんは、依頼者の心情や目的を聞き取る能力、土地や建物の価値を読み取る力については、多くの経験から身につけています。そこで、この講座では、「提案力」つまり、アウトプットするための材料となる、マーケティング、事業収支の作成、投資分析に基づく提案とリスクの把握、リノベ・コンバージョンの検討方法などを身につけ評価書を作成する力をつけることに特化することとし、あわせて、発想や企画の源泉となるいろいろな事例に触れていただくことで知識や感覚を身につける一助としていただきたいと考えています。
●講座内容
プレ講座で「地盤と建築物の基礎から最近の建築」と「事業収支・投資分析の基礎」を再確認していただきます。事業収支の作成と分析が事後課題となります。認定コースは、「土地コース」と「建物コース」があり、それぞれ「事前課題→会場にて講義→事後課題」で構成され「土地コース」は立地診断書の作成が事前課題で、会場の講義では、市場の理解と立地を判断するエクササイズ、プレ講座の事後課題で作成した事業収支について解説し、条件を修正した場合や法人化した場合の収支の変化などをパソコン持参で作成し、使いこなす訓練により理解を深めていただきます。最後に事後課題が出題され期限まで提出していただきます。「建物コース」は、建物調査に関する動画視聴に始まり、なぜ、既存建物の活用が必要か、どのような事例があるか、築古物件をリノベやコンバージョンするための法令の確認、新築と違った投資分析の考え方などを学んでいただきます。事後課題は、総合問題として提案書を提出していただきます。土地と建物の両方修了したマスターは、最終の「評価書活用講座」の受講修了で不動産エバリュエーション評価書の事例を学んでいただき「不動産エバリュエーション専門士」に認定します。
●認定後について
- 認定証書(賞状)をご郵送いたします。
- 「公認 不動産コンサルティングマスター 不動産エバリュエーション専門士」の有効期間は初年度 認定日~12月31日、更新後は1月1日~12月31日です。更新手続き期間(12月1日~12月31日)に所定の手続き(更新要件充足・マイページからの更新申請)を行っていただくことにより、翌年1年間も、「公認 不動産コンサルティングマスター 不動産エバリュエーション専門士」の称号をご使用いただけます。
- 「公認 不動産コンサルティングマスター 不動産エバリュエーション専門士」の名称を名刺・自社ホームページ等で使用していただけます。
- 当センターホームページにお名前・お顔写真を掲載します。
- 「不動産マスター検索サービス」の表示項目に追加します。
- 業務に役立つ情報を提供します。
- 不動産エバリュエーションに関する勉強会・イベント
(有料・専門士更新要件となります)にご参加いただけます。 - 「専門士バッジ(旗型)」をご購入いただけます。販売時期:4月(年一回)
☆実施概要☆
≪受講資格:下記の条件をすべて満たす方≫ |
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・講座申込時点において、有効な「公認 不動産コンサルティングマスター認定証」を保有している方 |
・途中に修了or未修了判定があり、コースの最後まで受講いただけない場合がございますが、前提として全日程を受講可能な方 |
■講座の内容・日程
☆Step1 プレ講座 | 配信期間 | 受講料 | |
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Web動画 視聴型 |
〇地盤及び建物基礎構造(視聴時間:約2.5時間) 不動産の価値、地形・地盤のリスク、建物の基礎と構造、省エネなど |
6/25(火) ~ 7/22(月) |
10,000円 |
〇事業収支・投資分析に関する基礎の再確認(視聴時間:約2.5時間) 事業収支(投資分析)の講義と課題で作成練習と理解 |
プレ講座受講後に、『事後課題』をご提出いただきます。提出期限:7月22日(月)
事後課題の内容によりプレ講座『修了』or『未修了』の判定があります。
『未修了』の場合、Step2-1土地コースは受講いただけません。
2024年の申込受付は7月18日をもって締め切りました。
次回の申込受付開始は、2025年6月中旬頃を予定しています。
Step2-1土地コースの受講料は、プレ講座を修了後、修了者にお振込み方法をメールにてご案内します。
☆Step2-1 土地コース | 講師 | 日程 | 受講料 | ||
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自宅学習 | 『事前課題』 | 立地診断書の作成
「Step1 プレ講座」に添付された『事前課題』を作成し、会場型講座1日目にご提出ください。(前日迄にメール提出でも可) |
42,000円 | ||
会場型 会場案内は下記参照 |
1日目 | 〇不動産エバリュエーション総論 不動産エバリュエーションが必要とされる背景 不動産エバリュエーション専門士の役割 |
中城康彦氏 | 7/30(火) | |
〇立地診断 中心市街地、郊外、高低差のある土地などにおいて計画する場合の留意点 |
中谷龍海氏 | ||||
2日目 | 〇マーケットの見方 住宅、事務所、店舗、物流、高齢者施設当、不動産市場動向と調べ方 |
中山義夫氏 | 7/31(水) | ||
〇事業収支・投資分析 ※パソコン持参必要 エクセルシートを使用し、地盤調整の要否など前提条件の違いによる影響等を確認しながら事業を検討する |
北澤秀樹氏 | ||||
自宅学習 | 『事後課題』 | 講義内容を受け立地診断書の修正、地盤改修など要素を加え事業収支作成・投資分析し提案内容を策定し、メールにてご提出ください。 | 提出期限 8/21(水) |
事後課題の内容により土地講座『修了』or『未修了』の判定があります。
『未修了』の場合、建物講座は受講いただけません。
Step2-2建物コースの受講料は、土地コースを修了後、修了者にお振込み方法をメールにてご案内します。
☆Step2-2 建物コース | 講師 | 日程 | 受講料 | ||
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Web動画 視聴型 |
『事前課題』 | 既存建物調査・検済のない建物の改修 (視聴時間:約30分) |
中谷龍海氏 | 土地コース 修了 ~ 9/3(火) |
42,000円 |
会場型 会場案内は下記参照 |
1日目 | 〇既存建物活用ニーズと事例 多種多様な事例紹介 |
内山博文氏 | 9/4(水) | |
〇関連法令を確認 コンバージョン時に留意する法令解説 |
中谷龍海氏 | ||||
2日目 | 〇既存建物の活用判断 ※パソコン持参必要 〇個人ワークによる既存建物への投資判断研究 |
田村誠邦氏 | 9/5(木) | ||
自宅学習 | 『事後課題』 | 評価書の作成(一部、法令に関する項目への回答、事業収支の作成、投資分析による再構築と論理的な最終提案を課題とし、メールにてご提出ください。 | 提出期限 9/17(火) |
事後課題の内容により建物コース『修了』or『未修了』の判定があります。
『修了者』は不動産エバリュエーション専門士コース修了者となり、評価書活用講座受講後に『不動産エバリュエーション専門士』認定となります。
Step3評価書活用講座の受講料は、建物コースを修了後、修了者にお振込み方法をメールにてご案内します。
本講座は「不動産エバリュエーション専門士コース2024」Step3の位置づけとなりますが、
既に不動産エバリュエーション専門士(旧 不動産有効活用専門士)の認定を受けている方にもご受講をお勧めする内容で、本年の不動産エバリュエーション専門士の任意(選択式)更新要件とすることができます。
受講ご希望の方は、本画面下にあるお申込みボタンよりお手続きください。
☆Step3 評価書活用講座 | 講師 | 日程 | 受講料 | |
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会場型 会場案内は下記参照 |
〇不動産エバリュエーション専門士が作成する「評価書」とは 〇不動産のデューデリジェンスについて 建物状況調査、遵法性、土壌汚染、地震リスク等 |
高橋寿太郎氏 | 10/11(金) 10:00〜17:00 |
11,000円 |
〇不動産エバリュエーション評価書について ケーススタディに基づく評価書作成のポイント |
■会場型のみ(オンライン型受講はありません)
■会場案内
STEP2-1 土地コース | |
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日時 | 1日目 7月30日(火)10:30~17:30(開場10:00) 2日目 7月31日(水)10:00~17:30 |
会場 | AP市ヶ谷 8階Aルーム (東京都千代田区五番町1-10) JR線・東京メトロ有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩1分 |
持参物 | □受講票(メール送信をプリントアウトして持参) □筆記用具 □ノートパソコン(Microsoft Excel使用およびwifi接続可能なもの)、2日目のみ □電卓 |
STEP2-2 建物コース | |
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日時 | 1日目 9月4日(水)10:30~17:30(開場10:00) 2日目 9月5日(木)10:00~17:00 |
会場 | AP市ヶ谷 6階Cルーム (東京都千代田区五番町1-10) JR線・東京メトロ有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩1分 |
持参物 | □受講票(メール送信をプリントアウトして持参) □筆記用具 □ノートパソコン(Microsoft Excel使用およびwifi接続可能なもの)、2日目のみ □電卓 |
STEP3 評価書活用講座 | |
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日時 | 1日のみ 10月11日(金) 10:00〜17:00(開場9:30) |
会場 | AP市ヶ谷 8階Aルーム (東京都千代田区五番町1-10) JR線・東京メトロ有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩1分 |
持参物 | □受講票(メール送信をプリントアウトして持参) □筆記用具 □電卓 |
講習時間・内容等に変更が生じる場合がございます。予めご了承ください。
中城 康彦氏 [明海大学不動産学部長・不動産学部教授・一級建築士、不動産鑑定士] | ||
当センター発行の「不動産コンサルティング実務講座<基礎編>」や「月刊不動産フォーラム21」等の執筆のほか、不動産コンサルティング専門教育等の講師として、不動産実務に精通したわかりやすい解説に定評がある。 | ||
中谷 龍海氏 [アーキテン一級建築士事務所/一級建築士] | ||
一級建築士/’75年神奈川大学工学部建築学科卒業後、渡辺明次建築綜合研究室・古橋建築事務所を経て、’86年アーキテン一級建築士事務所設立、現在に至る。全国の温泉活用健康施設・民間温泉施設・オフィスビル・商業施設・博物館等の設計監理、リニューアルやまちづくりコンサル業務などを手掛ける。推進センター発行の月刊不動産フォーラム21において連載多数。 | ||
北澤 秀樹氏 [北澤不動産コンサルティング 代表/不動産鑑定士] | ||
三菱信託銀行㈱にて売買仲介、不動産の証券化、不動産保有会社のM&Aなど、不動産業務に従事。 2001年綜通㈱入社。CRE戦略の企画立案などに従事し、その後、常務取締役、常勤監査役を務め2015年退任。 不動産鑑定士としても活躍中。 当センターの「宅建マイスター集中講座」の講師などを担当。 |
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中山 善夫氏 [(株)ザイマックス不動産総合研究所 代表取締役社長/不動産鑑定士、米国不動産カウンセラー他] | ||
1985年に(一財)日本不動産研究所に入所、数多くの不動産鑑定、コンサルティングに従事、米国大学院に留学。2001年よりドイツ銀行グループの日本における不動産審査責任者。2012年よりザイマックスグループ役員に就任し、不動産に係る調査・研究等を掌握。「からくさ不動産塾」塾頭。不動産証券化協会認定マスター試験委員。講演・執筆は多数。ザイマックス総研は、オフィスや商業などのマーケットのほか、世の中の変化やトレンドについても調査分析を行っている。 | ||
内山 博文氏 [u.company(株)代表取締役・Japan.asset management(株)・一般社団法人リノベーション協議会会長] | ||
2013年に(一社)リノベーション住宅推進協議会会長に就任し、業界を牽引。既存住宅市場の拡大に向けた仕組みづくりを推進。2016年に企業やリノベーションのコンサルティング事業を手掛ける u.company(株)を設立。同年、開発型アセットマネジメント事業を手掛ける Japan asset management(株)の代表取締役に就任。 | ||
田村 誠邦氏 [株式会社アークブレイン 代表取締役/一級建築士・不動産鑑定士] | ||
1977年東京大学工学部建築学科を卒業後、三井建設入社。97年、株式会社アークブレインを設立し現在に至る。明治大学研究・知財戦略機構特任教授を歴任。 マンション建替え、コンバージョン、コーポラティブハウス等の各種建築プロジェクトの企画、事業化コンサルティング、事業コーディネイト等に多数携わり、建築士向け講習講師としても活躍中。 |
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髙橋 寿太郎氏 [創造系不動産株式会社 代表取締役・一級建築士、宅地建物取引士、経営学修士] | ||
古市徹雄都市建築研究所で、住宅から商業施設、公共建築の建築設計監理業務をチーフとして歴任。 その後、不動産会社で、分譲開発・売買仲介・賃貸管理・コンサルティングなどを担当。 2011年11月、創造系不動産株式会社を設立。不動産の仲介業務と、建築家・デザイナーとのコラボレーション案件を多く手がける。著書『建築と不動産のあいだ』(学芸出版社2015年)。受賞『これからの建築士賞』(東京建築士会2016)、『グッドデザイン賞』(2016年、2017年、2019年)。2022年 神奈川大学建築学部教授に就任。 |
◆お問い合わせ先:専門士係
MAIL:senmonshi@retpc.jp
(TEL 03-5843-2079 平日11:00~15:00 / 土・日・祝・毎月第1・3・5金曜を除く)